NEW TEXTILE 2 / touring60

2019.07.12 Friday



 

前回 (NEW TEXTILE / touring60)の続きです。TPUをベース生地に使用しているtouring60ですが、4色展開のうちで、マットグレーのみディテールが異なります。写真の右側がマットグレーです。900デニールの太いナイロンを使っているため、表面が滑らかな他の3色(420デニール)と比べて、織り目の分かるざらついた表情をしています。一見すると、普通のコットンの様にも見えて防水生地らしくない面白いTPUです。もちろん生地の表裏両面に加工がされた特殊な防水バッグ用テキスタイルです。また、この生地は他の3色と比べて軽いことも特徴の一つです。少しでも軽いものをという方にはマットグレーがおすすめです。

 

NEW TEXTILE / touring60

2019.07.02 Tuesday



 

touring60では、テキスタイルをターポリンからTPUに変更しました。防水バッグの生地では、昔からターポリンが広く使われています。高機能なテキスタイルがたくさん存在しますが、バイクへの積載という点に集中すると、薄くて軽い高機能な生地よりも、いまだクラシックなターポリンに優位性があると考えます。

 

そのターポリンと共に、最近はTPUが防水バッグの素材としてよく使われています。基本的なスペックはターポリンより優れている素晴らしい生地ですが、生地の厚さや表面のコーティング、触感、風合い等細かな点が好みに合わずTTPLではターポリンを使ってきました。その様な中で、ベターなものを探し続けてきたところ、多くの種類が存在するTPUから理想に近いグレードを見つけることができました。

 

touring60では、一般的なTPUよりも高性能なダブルキャストTPUを使用しています。一般的なTPUは通常裏側から加工されますが、ダブルキャストTPUは生地の表と裏の両面からTPUが施されています。その結果、従来のtouringシリーズ(ターポリン)にも近い、TPUとしては独特な表情になりました。そしてスペックも、ダブルキャスト加工により、ポテンシャルの高いTPUを更に高めた生地に仕上がっています。ちなみに、このダブルキャストTPUは、マットブラック、マットブルー、マットカーキの3色です。マットグレーは通常のTPUですが、こちらもまた大変魅力的な生地です。次回、マットグレーとその他詳細について続けたいと思います。

 

ANTI GRAVITY / touring60

2019.04.30 Tuesday



 

前回のOVERHANGの内容をもう少し詳しく御説明します。バッグの内側・左右両端にはベルクロを配置しました(写真上部)。これは、まずバッグと同生地のパーツにベルクロを縫い付けてそれを底に溶着しています。直接ベルクロを底に縫ってしまうと、一般的なバッグと同じように縫い目(ステッチ)部分から少しずつ浸水してしまいます。写真下部に見えるインナーボックスとボトムパッドのベルクロを合わせることで綺麗なパッキングスタイルを保ちます。

次に、インナーボックスとボトムパッドについて。touring40/25であれば、荷物が少なくバッグが不安定な時の積載でもおおよそ持ちこたえられるサイズです。ところが、touring60は左右幅が60cmを超えますので、荷物が少なかったり張りのあるパッキングができていないと両端を持ちこたえるのが厳しくなってくる大きさです。そのため、touring60ではインナーボックスの標準装備を検討しています。常にインナーボックスをインストールしておくことで、安全にツーリングを楽しむことができます。またその一方で、生産をインナーボックスだけにしてしまうのではなく従来のボトムパッドも必要なパーツであると考えます。インナーボックスは大変便利なカスタムパーツですが、その分バッグのスペースを削ります。大幅な剛性アップを目指して8mm厚のEVAパッドを選んでいるのでその分容量が減ってしまいます。したがって、荷物が非常に多いツーリングでは、ボトムパッドに変更してtouring60のポテンシャルをフルに使い切ってください。インナーボックス仕様ではあきらめていたギアも持っていくことができるようになると思います。また、積載から離れた普段使いの場面においても、剛性よりも軽量を優先してボトムパッドのみで出掛けることをお勧めします。

 

 

NEW OVERHANG / touring60

2019.04.15 Monday


 

積載した際にリアキャリア(シート)からはみ出す、バッグの左右両端(オーバーハング)部分の対策をアップデートしました。


  1. ボトムパッド標準装備
  2. インナーボックス標準装備 (予定) - NEW
  3. バッグ内側にアンチグラヴィティ - NEW

 

ハードケース(セミハードケース)以外のバッグは、ボディが柔らかいために、うまくパッキングを行わないとキャリアから出た左右両端部分が垂れ下がってしまいます。バッグ全体をひとつのフレームの様に考えて、剛性の高いパッキングを目指してください。付属の(1)ボトムパッドが剛性アップに貢献します。

いつでも綺麗なパッキングスタイルを出すことができるようになると、積載作業がとても楽しいものになりますが、慣れるまでは少し難しく面倒な作業に感じられるかもしれません。そんな時には、(2)インナーボックスをインストールしてみてください。touring40/25ではオプションですが、touring60は幅がとても広いモデルなので、インナーボックスの標準装備を予定しています。インナーボックスを使えば、初めてのツーリングから安定して綺麗にtouring60を積載することができます。その他のメリット/デメリットについては、[TIPS]安定するパッキング5も御参照下さい。

最後に、(3)アンチグラヴィティについて。キャリアからはみ出たバッグの左右部分は、剛性の高いパッキングができていても垂れ下がってくることがあります。これは、実質的な底部分をバッグの中にあるボトムパッドやインナーボックスが担っているからです。そこで、ボディの生地が垂れ下がらないように、バッグ底の内側とインナーボックス(ボトムパッド)の下側にベルクロを設けて一体化させています。ベルクロを一旦縫い付けたテキスタイル自体を底面に溶着処理をして取り付けているので、もちろんステッチからの雨の侵入はありません。これにより、touring60の様な幅の広いバッグであっても、重力に負けない美しいパッキングスタイルが持続します。
 

NEW POUCH / touring60

2019.04.07 Sunday

 
 

 

touring60は、ポケットをアップデートしました。touring40/25のミニマムなポケットでは容量が足りないという御意見をいただくことがあります。その様な貴重なフィードバックから、従来の外付けポケットを脱着可能なポーチタイプに変更しました。その結果、容量を大幅に増やすことができました。

 

ポーチは、touring19のものと同じ取り付け規格です。今回のモデルをtouring19に装着することも、また逆に、荷物が少ない時にはtouring19のスリムポーチをtouring60に取り付けることもできます。その他、touring19からの特徴的なアップデートは以下の通りです。


  • マチ 4cm → 8cm (+4cmUP)
  • ジッパー → YKK + Duraflex リフレクトプラー
  • テキスタイル → CORDURA1000
  • ショルダーストラップを付けて単体利用


防水機能はメイン気室に集中させて、外付けポーチでは、財布やスマートフォンをすぐに取り出せる使いやすさと、グローブやその他小物まで収納できる容量の拡張性を重視しました。
 

NEW COLORS / touring60

2019.03.31 Sunday

 
 

 

全てのモデルでカラーバリエーションをそろえて展開してきたtouringシリーズですが、今回のtouring60では、カラーを一新しました。これは、使用するテキスタイルを大きく変更したため、カラーバリエーションも変更せざるを得なかったという理由です。と言っても、できるだけ違和感の無いように、基本の色合いは今までの各カラーに近いものを選びました。まずは、ブラック、グレー、ブルー、カーキの4色展開を予定しています。どの色もとても良い色合いです。
 

NEW FRAME / touring60

2019.03.26 Tuesday

 
 

 

入荷までもう少し時間が掛かってしまいますが、ニューモデル・touring60の特徴をアップしていきたいと思います。touring60は、製品名の通り60L容量の防水ツーリングバッグです。touring40(40L)では満足できない、荷物をたくさん持って行きたいキャンプツーリングライダー向けの大容量バッグです。相変わらず積載テストを続けていますが、キャンプギアを全て詰めた状態でもまだまだ容量には余裕があり、そのままスーパーで食材をたくさん買って帰ることもできます。ちなみに、バッグに詰めているギアは、テントはモンベル・クロノスドーム、シュラフはモンベル・ダウンハガー#3の様な、ツーリングライダーにはおなじみの、コンフォート重視の大き目サイズです。

写真は、TTPLのオリジナルアルミフレームです。だいぶ数が増えました。touring60では、フレームを一新しました。バッグの左右のサイド面はtouring40と同寸法にしたので、新しいtouring60でも既存の型を使えばよいのですが、各部のアップデートに合わせて、全体的なスペック向上のためフレームを製作し直しました。厳しくお願いをしたスペックは、通常90-120L容量のバッグで使うレベルらしく、当初60Lでは過剰であると言われました。工場を説得して完成したニューフレームによる量産品の仕上がりが楽しみです。  

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